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Sun.12/12. 2010
 ◇障害者団体が考案 北九州市発祥、ドイツにも紹介され好評
 なるほドリ 鈴の音がする風船で遊んでいる人たちが体育館にいたけど、あれは何だろう?
 記者 「ふうせんバレーボール」のことだね。障害者と健常者が同じチームになれるスポーツとして全国で3000人以上の人が楽しんでいるよ。
 Q バレーボールとは何が違うの?
 A まずボールの代わりに鈴2個を入れた直径40センチの風船を使うのが大きく違うよね。コートはバドミントン用コート(6・1メートル×13・4メートル)を使うんだ。ネットの高さは1・55メートルだからバレーボールよりは低いね。
 Q 「障害者と健常者が一緒に楽しめる」と言ったよね?
 A そこがポイントなんだ。選手は障害者と健常者が3人ずつか、障害者4人と健常者2人。風船は全員が触ってから10回以内に敵陣に返さなくてはいけないから、「全員参加」が基本のスポーツなんだよ。足が悪くて車いすだったり、知的障害があったりしても、どんな人でも選手になれる。手や足が動かなくても頭で風船に触ってもいいんだ。
 Q へー、面白そうだね。鳥の僕でも参加できるわけだ。
 Aもちろんだよ。そもそもこの「ふうせんバレーボール」は北九州市が発祥の地だって知っていたかい?
 Q え、そうなの?知らなかった。
 A 21年前の89年に北九州市内の複数の障害者団体のメンバーが中心になって考案したんだ。メンバーは「自分たちにできるスポーツはないか」と考えていたんだけど、病院のリハビリで風船が使われていたのがヒントになって、それにバレーボールのルールを取り入れてみたら、これがピタッとはまったんだ。今では毎年、北九州市で全国大会が開催されているよ。
 Q そうだったんだ。多くの人に楽しんでもらいたいね。
 A 障害の有無に関係なく皆が一つのコートの中で対等の立場で一緒に汗を流せるのが面白いよね。振興委員会のメンバーは「誰でも一緒に」という理念を広めたいと今年3月、ドイツに渡り、海外で初めてふうせんバレーボールを紹介したんだ。ドイツでも「皆で楽しめて素晴らしい」と評判だったらしいよ。振興委員会の目標は「五輪の正式種目化」だから、風船のように夢が大きく膨らんでいくといいよね。

<毎日新聞より>

障害を持っている人と健常者が触れ合えるっていいよね。
同じ社会に生きているから、一緒に生きたいよね。
もちろん全部が一緒は無理かもだけど。
でもなるべく共有したいな。
そういう場所を多く作って欲しい。
そしてどんどん参加したいよね。
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更新すると何かが起こる?? (c) 日記ちゃん
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